なぜ?食品業界が人気な理由を裏側まで紹介。
そろそろ業界とか行きたい会社とか考えたほうがいいよね〜・・・
食品業界って人気だけどなぜそんなに人気なんだろう。
なんとなく安心感あるし食品業界狙ってみようかな? と思っている方向けに食品業界が人気な理由を紹介したいと思います。
◆もくじ
・なぜ?食品業界が人気の理由
①食品=安定の業界と言われる理由
②有名企業、老舗メーカーなどが多い
③働くイメージがつきやすい
・実際に働いてみるとちょっとイメージ違った話
この記事を書いている私は、新卒から食品開発3年目です。
外部の食品メーカー、原料メーカーなど食品業界の人との関わりも多いいので本記事の信頼性担保につながると思います。
食品業界はなぜ人気?
なんとなく安定してるイメージの食品業界ですが、人気なりの理由があります。そもそもなんで食品業界=安定 と言われてるのか疑問ですよね。
食品=安定の業界と言われる理由
食品業界が安定!と言われる理由は、食べ物という必要不可欠な物を売っているため景気の変動に影響を受けづらいためです。
想像してみてください。あなたは学生でバイトをしているとします。
例えば、今月バイト代少なかったな〜と思ったらまずどこを我慢しようと思いますか?
欲しかった服は来月にしようとか、今月は美容室には行けないなとか、ゲームにかけるお金は減らそうとか思いませんか?
学生であれば、食べ物に困る事はないかもしれませんが昼ごはんを自分で買っているとしたらまずそこから減らそう、とは思いませんよね。
それと同じで、景気が悪く給料が少なくなっても食費を0にする事は難しいし、節約するとしても外食はやめて自炊するか。となるわけですね。
そんなこんなで食品業界は急に売り上げが途絶えたりすることや、景気が落ち込んだからと言って消費が激減することは少ない業界です。
だから、企業が大きくなりやすい業界でもあります。
有名企業、老舗メーカーなどが多い
食品業界だと創業何十年、何百年と老舗企業が多いのも人気の一つです。
食品を扱っているからこそ、時代が変わっても必要とされる企業であり続けられているわけですよね。
一方、IT業界などはどうでしょうか?
今でこそ生活に根付いた業界になりつつあるのかもしれませんが、少し前はここまで普及していなかったでしょうし、ましてや何十年も歴史のある会社は多分0です。
歴史が長い会社ということは、それだけ人々の信頼を集めてきた会社ということですし、それだけ時代の変化に対応してきた会社ということです。
だからこそ、就活生はこれからもずっと成長するのではないかという期待も合わせて老舗や有名企業が多い食品業界の人気があって安定してるイメージなんですね。
働くイメージがつきやすい
これは新卒であれば大事なことかもしれません。
そもそも仕事って何してるのかわからないという状態なので特に日常で目にしないものは自分が働く想像もできない。。と思いませんか?
食品業界であれば、実際に自分が買って食べているものを扱ってるんだなとわかりますね。
たとえBtoBの企業(ビジネス対ビジネスの会社のこと。直接私たち消費者に届く商品ではなく業務用食品などを扱っている)でも自分が食べたことのある商品に使われてるんだ!と知ることができます。
そのため、働くイメージがつきやすく人気の業界となっているんですね。
何をやるかわからないというのは怖いですし、興味を持つきっかけもないと思いませんか?私は意識しないだけで世の中には多くの仕事があるんだなと働いてから思いました。
例えばデ○ズニーランドで働くと言ったらどんな仕事を想像しますか?あるいはどんな仕事がしたいでしょうか?
アトラクションの誘導をする係さん?パレードに出る人?お店の店員さんですか?でも、ここで裏の厨房で働く人や、衣装を準備したりする人、パークの掃除をする人などを挙げる人はほとんどいないでしょう。
もしかしたらやってみたらすごく楽しいかもしれないけど、目につかないとそもそも候補に上がることもないということがわかると思います。
これと同じで社会でも、目につきやすく馴染みのある食品の会社が人気を集め流のは当たり前なのかもしれません。
でも、みなさんには他の業界を知らないから、何をやっているかわからないからと言って避けるのはして欲しくないです。
デ○ズニーランドで例を挙げたように、本当は興味のある仕事、向いてる仕事を見逃す可能性があるからです。
でも、自分がまだ何をやりたいかわからないんだよね。。
という方はまず新卒エージェントを使うことをおすすめします。
求人の紹介から内定まで面倒をみてくれますし、親身になって相談にのってくれます。無料なので一度行ってみるといいかもしれません。
さて、食品業界がなぜ人気なのかをご紹介しましたが
実際働いてみると、厳しい現実があることを思い知りました。
人気な理由だけをみて食品業界にいく!!と決めるよりも現実も知っていて欲しいのでご紹介したいと思います。
人気の食品業界で実際に働いてみるとちょっとイメージ違った話
① 確かに景気には左右されないけど・・・ヒット商品を作るのは難しくなってる
景気に左右されないから安定と思っていましたが、当然それだけでは安定はしないんですね。商品の原料や物流費の価格は上がる一方です。つまり原価は上がるので売る価格も上がるわけです。
そうすると、より価格の競争が激しくなりますよね。
自分の会社が100円で売っているものを、他社は80円でできたら当然そっちを買う人が増えるわけです。そうすると自社の売り上げは下がっていきます。
当たり前ではありますがこの例からわかるように、食品だからと言って全ての会社が景気に左右されない=安定だとは考えにくいと思います。
価格競争になれば当然大企業の方が強いですし、大企業と同じような商品で勝負しようとする会社の売り上げは下がっていくんですね。
食品≒安定くらいに考えておいた方がいいと思います。
②食品だからこそ急激成長するのが難しいと思う
先ほど、どの時代にも必要とされる食品の業界だからこそ成長が見込めると言いました。
確かに、その時代に合わせた商品を出していけばある程度は成長します。しかし、これから急激に成長することはないと思います。
なぜなら、人口は減り続けているからです。ITのようにまだ伸びきっていない業界と成長率を比べるとその差は大きいです・・
食品業界はすでに成長しきっている業界なので、狭くなる市場の中でいかにシェアをとっていくかが勝負になりますね!
さて、こういった現実はもちろん食品業界以外でも十分にありえることです。
就職する前に内情を知っておきたい・・・という方は気になった業界や同じ業態でのアルバイトをお勧めします。
もちろんバイトだけでわかることは少ないかもしれません。
でも、あらかじめ働きたい業界の情報を仕入れ、情報収集するぞ!という目的でバイトするとお金をもらう以上の情報価値は手に入れられるかと思います。
例えばあなたが食品メーカーの開発になりたいとしたら食品メーカーの工場勤務でもいいと思いますし、それができなそうであればコンビニとかのバイトでもいいですよね。
工場であれば社員と仲良くなればもろに内情を教えてくれるかもしれませんし、コンビニでも直接的ではありませんが新商品の情報や売れ行きなどは一番早くわかると思います。
売れている商品の系統や新商品の目新しさによってもその業界が発展していきそうか予想しやすくもなります。
食品業界と一口に言っても、冷凍食品を売っている会社と洋生スイーツを売っている会社では利益率や消費者から求められているものも違います。
業界全体だけではなく、特に何を主力商品としているのか、その主力商品は今後市場的に伸びそうなのかを見ていけるとその業界、会社の事を深く理解してギャップの溝が埋まると思います。
ぜひその際は、自分がなりたい職業に就いたイメージを持って仕事をしてみてください。
開発であれば開発目線で、営業であれば営業目線で想像してみること、疑問が出てきたり、新しいアイディアが出てきたりと情報を得るだけではなく会社説明会で質問するネタが増えたりもするので一石二鳥です。
今回は食品業界が人気の理由をご紹介しました。
食品業界いいな!と思った方も、ちょっとイメージと違うわ。。と思った方も ネットや聞いた情報だけでなく、実際に行動して情報をゲットしていきましょう!